秋田県の十文字町のご当地ラーメン「十文字中華そば」の代表格の店です。先代が十文字中華そばの元祖であるマルタマから麺の作り方を教わり創業されたとのこと。市町村合併を経て現在は横手市となっておりますが横手市には名物の麺料理「横手焼きそば」も存在します。こちらの建物は山形県金山町にあった築100年以上の古民家を移築したものだそう。店内は天井が高く広々していて非常に落ち着きますね。こういう空間好きだなー。
十文字ラーメンの特徴は魚介出汁のスープに細麺を合わせ具としては麩が乗ります。動物系の出汁は使っておらず魚介がほんのり香る優しいスープは、旨味がじんわり伝わってきて物足りなさは全く感じないですね。麺は手もみを加えた自家製の極細麺を合わせていて、柔らかめですがゆったりとしたスープによく合います。ちなみにかん水も不使用。これなら毎日でも食べられそう。