1954年(昭和29年)勝浦港近くにて創業し、その後鴨川に移転しましたが、2013年11月16日に勝浦市に戻ってきた「勝浦タンタンメン」発祥の店。漁港で働く漁師や海女さんの冷えた体を温める料理として認知され、次第にタンタンメンを出す店が増えていったのだそうです。行列必至の店ですが店頭にて記名し、携帯番号も記入すると順番が来たら連絡が来るようになっています。
真っ赤なスープと白髪葱の白さのコントラストが映える美しいビジュアル。スープの方は見た目の通りでラー油の辛さがとても強く、辛いものが苦手な人は注意が必要です。この担々麺はベースが醤油ラーメンなので、より辛味をダイレクトに感じやすいですね。炒めたひき肉や玉ねぎの甘さが加わることでバランス良くまとまります。もともと創業者が中国の担々麺に感銘を受け再現しようと試みるものの、当時は芝麻醤がなかなか手に入らなかったことからこのスタイルになったようですね。
辛いものが苦手な人でも食べられるメニューはあります。キャベツ、にんじん、もやしが乗って具沢山。野菜の甘みが溶け込んだ優しいスープは担々麺とは対照的です。ただオリジナリティは特にないので一般的なタンメンですね(^^)