2011年10月オープン。店主は葫@行徳にて7年間の修行経験があるそうです。他にも波@北綾瀬、バリバリジョニー@小岩といった葫出身の実力店がありますね。店頭の左右に提灯がありますが、左側には禪、右側は葫の文字が入ります。
ビジュアルは修業先に良く似ていますね。豚骨、鶏ガラ等と葫、ジャガイモ、玉ねぎ等の根菜類を煮込んだスープ。ポタージュのような味わいですが比較的さっぱりしていて飲みやすいスープですね。浅草開化楼の中太麺は平ザルを使って麺上げされます。葫よりも若干太めのような。チャーシューはしっかりした肉質ですが柔らかく煮込まれていて旨い。細めのもやしの食感も良いですね。
大量の根菜類を使用したベジポタスープの良さをもっともダイレクトに感じられるのはやはり塩だと思います。じんわりゆっくり体に浸透してくるような優しさのある味わいです。骨の旨味や油によったアプローチではないけど力強さのあるスープに対し、太めの力強い麺は均衡が取れているのでしょうね。
こちらもやはり動物系と野菜の出汁が特徴的なつけ汁です。タレの割合が高くなるのもありますが、先日食べたバリバリジョニーのつけ汁よりさらっとしています。塩味が効いているので麺には乗ってきますけどね。酸味はなく揚げニンニクの香ばしさや一味をピリッと効かせ、豚骨魚介系や大勝軒系とは異なるオリジナリティーを感じますね。割りスープがついてきますが食後のスープ割りとしてももちろん、塩気が強いと感じたら途中で好みの濃さに調節するためのようです。野菜の出汁がしっかり出ておりそのまま飲んでも美味しい。
葫やバリバリジョニーに行っても結局最近は塩ばかり頼んでしまうのでたまにはしょうゆを。とろみを感じるスープではありますが野菜によるものなので、基本的にはこってりといった部類ではないです。ただ塩味だと毎日でも飲めそうなじんわりとした優しさがあるのに対し、しょうゆだとラーメンらしさというか重みみたいな部分も出ますね。どちらも美味しいけどやっぱりまた塩が食べたくなってくるんだよな。
葫系とでも言うんですかね?個人的にこの系統の塩ラーメンが好きなので、一定期間が空くとつい足を運んでしまいます。前回食べたつけめんの割りスープも美味しかったですが、ただ塩を加えただけでも完成しそうなスープですね。まぁこのらあめんはちゃんと塩ダレを仕込んでいると思いますけど。あとは味もさることながら丁寧な接客が素晴らしい。心地良い空間で食べられる大切さに気づかされました。