2001年9月オープン。店主の大塚氏は元々フレンチシェフでしたが、あらゆる料理を自分の手で作りたいという考えを持っているそうで、その後様々な飲食店での修行経験の持ち主。カウンターのみの行列店なのに寸胴がいくつも置いてありメニューが豊富なのは非常に珍しいですね。スープは基本的に豚骨、塩、醤油の3本柱となっていてつけ麺もありますね。塩と醤油は丸鶏主体のスープです。店内はお洒落な雰囲気でデザートもあります。さらに2008年からは自家製麺も始めたそうで、いや〜すごいバイタリティを持っていますね。
こちらは丸鶏ベースのスープに昆布や鰹節、サバ節等の魚介系をブレンドしたもの。無化調らしく口当たりがすっきりしているけど鰹節の香りがしっかり出ています。舌で味わう感覚と鼻から入ってくる風味が微妙にずれているのが面白い。塩ダレをしっかり効かせていてキレのある味わいです。やや固めの自家製中細麺を合わせたのは丼全体をシャープな印象でまとめるためかな。チャーシューは低温調理されたもので、しっとりとしたジューシーな食感と旨味がしっかり閉じ込められています。ローストビーフを彷彿とさせますね。シンプルながらも店主のこだわりや技が光ります。全メニュー制覇は難しいけど別のメニューも試してみたいですね。