1956年(昭和31年)創業の老舗。先代が現役だった頃は親子3代で営業されていましたが、現在は2代目が引き継いでいます。毎日でも食べたくなるラーメンを目指し、試行錯誤の末たどり着いた味だそうです。高崎と北高崎の間の住宅街にひっそりと佇んでいるため、店を見つけるまでは本当にこんな場所にあるのか疑うほど。駐車場は店舗脇に4台分と他に3台、2台分。店内は1階がテーブル15席。2階が座敷20席となっています。飾らない雰囲気と丁寧な接客も光りますね。
醤油色の強く出たスープで、手元に丼を置かれた瞬間から醤油の良い香りがします。鶏ガラに鶏油が加わりすっきりとしながらも後引きますね。これは美味しい。麺はデフォルトは細麺ですがプラス¥50で手打麺に変更出来ます。同じ北関東エリアの佐野ラーメンのような麺を想像していましたが、青竹は使わず麺棒で圧をかけています。加水率は高めですがもちもち感の中にもしっかりコシを感じられますね。醤油味が良く染みたチャーシューがまた旨い。白河ラーメンの遠い親戚のような印象を受けました。
始めに言っておきますがこちらも美味しいラーメンですよ。ただ塩ダレになることによりタレの香りはもちろんのこと、鶏の旨味もぼんやりと感じられます。さらには醤油ダレによって隠れていた化学調味料まで気になり、ネガティブな意味での佐野ラーメンのような印象。ただ麺はやっぱり美味しい。細麺を食べたことないけど、絶対¥50追加してでも手打麺を選ぶべきだと思うよ。