1999年9月27日オープン。もともと向かいにあった吉村家で修行をされた津村氏が独立して開業。吉村家直系としては初の店舗としても有名ですね。千葉市に2号店もあります。
家系ラーメンは数あれど、やはり吉村家直系は特別なものがありますね。醤油をしっかり感じられる攻撃的な味、そこに豚骨と鶏油のコクが加わり一体感があります。しかもその鶏油は、複数の部位から抽出したものをブレンドしているというこだわりよう。麺はもちろん酒井製麺。チャーシューは下味を付けてから焼かれたもの。さらにスモークされた香りが濃いめの醤油味のスープと非常によく合います。
以前こちらに訪問した2年前から直系の店には訪問しておらず、あっ王道家系の王道@梅郷には行ったけどあれは少し別物だからね(^^;)うまかったけどさ。というわけで久々の直系の味となります。他の家系の店では味わえない正真正銘の直系の味です。この醤油を前面に出した濃厚なスープに鶏油、そこに酒井製麺の中太麺というのはもちろんのことですが、今さらながらに、スモーキーな焼豚、3枚の海苔、ほうれん草という具材を組み合わせたのは天才的だなと。例えば、一般的な中華そばがつるっとした中細麺にチャーシュー、メンマ、ネギ、ナルトだとすると、味噌ラーメンは黄色がかったぷりっとした歯応えの中太縮れ麺にひき肉、もやし、玉ねぎ、コーン等。博多豚骨系のバリカタの極細麺やキクラゲ等もそうかもしれないけど、このスープにこの麺、この具材というのがバチッとはまっているわけですよ。それが家系、特に直系店は完璧だなと。これ以外合わせようがないでしょという組み合わせをよく完成させたなと。他のジャンルより歴史は浅いにもかかわらず、急速に発展を遂げているのには色々と理由がありそうですね。