地元の人でないと通らないであろう辺鄙な場所にある年配の夫婦が営む人気店。かつて石神本にも掲載されていました。「大」の文字を中心に「美味」「探求」「真心」「拉麺」が囲う看板。ぱっと見めっちゃ入りにくい雰囲気だな笑。
すごくマイペースで調理しているので回転はあまり良くない。ただレンゲをしっかり温めてから提供されるという丁寧な仕事ぶり。ん?レンゲを温めるって必要か笑。ただしスープそのものはぬるい。背脂が少量浮き、最高級の煮干しや鰹節を使用しており、そこにゆずの香りが合わさり味は絶妙。しかしここの最大の特徴は麺である。小麦粉を無加水で塩と卵とバターと合わせ作られる全卵無加水麺。朝と夕に打っているとのこと。唯一無二の麺であることは間違いないが好みが分かれそうだ。パサっとした固めの食感と独特の歯切れ感で、麺を食べているという感覚がなく個人的にはやや苦手。薄切りのチャーシューは美味だが、極太のメンマを含め具材はこんなにいらないからもうちょい安くならないかなぁ。ちなみに麺は180gのボリュームだが固めの食感故さらに多く感じる。それを地元の年配客はペロリと平らげており恐るべし。