2004年4月17日オープン。名物女性店主のみさえさんが営む店。女手一つで子育てをするため飲食店を複数経営していたが、息子さんの結婚を機にラーメン店に転身しました。従業員を雇わず1人で完結する飲食店だからという理由だそうですが、1999年6月に前身の「鬼火山」開業時すでに56歳。ものすごい行動力とエネルギーですね。狂牛病や鳥インフルエンザの影響に悩まされ、豚を使ったメニューにリニューアルしたそうです。
以前オープン当初にここを訪れたことがあって、その時は日々新たなラーメンに感動を覚えていたのですが、それでもこのラーメンは特に衝撃的だった。今なら冷静に食べられるのではないかと思いましたがそれでもやはり濃いね。商品名に偽りなしだけど。丼を少し傾けてもスープが流れないくらい、豚のゼラチン質が極限まで濃縮されたドロッと粘性の強いスープ。負けじと魚介の旨味もぶつけています。ただ今回は衝撃を受けただけでなく素直に美味かった。
新たに名物メニューとなっている焦がしシリーズ。みさえさんがバーナー二刀流で、これでもかと言うくらいに醤油を炙る光景が見られます。スープの濃度は特濃魚介豚骨よりはライトで、牛脂やバター、ニンニクの香りが加わりまた別の方向性を見せていますね。炙りベーコン、メンマ、キャベツ、海苔、ニンニクチップ、玉ねぎ、ねぎが乗ります。