1992年創業。北関東を代表する名店。駅から遠く辺鄙なところにありますが広い店舗の前に行列をつくるほどの人気です。店主は第二回ラーメン王選手権で決勝に進出した方です。ラーメンの材料として使う小麦や野菜なども自家製で「土からテーブルまで」がコンセプトのようです。
茶濁のスープは骨髄まで溶け出した重厚感のある豚骨醤油ですが、煮干しを中心とした魚介ダシの香りが後から追いかけてくる感じで絶品。自家製麺は麺の特性として少し柔らかめですがスープのスピード感に合っています。チャーシューはしっかり味が付いており箸で崩れるくらいホロホロ。極上卵の半熟味玉は卵本来の甘さを堪能してもらうため敢えて控えめな味付け。ラーメンもそうですが店のロケーションやコンセプト含め、美味しいものを届けたいという想いが伝わってきます。
中華風おやき。中に熱々のスープが入っており、気をつけて食べないとえらいことになるという注意書きがありましたが一気にいかないと汁がこぼれちゃいますね。
タンメンやつけ麺といったメニューもあったのですが、なかなか来られない店なので結局基本のこちらを。もっと豚骨出汁が濃厚なスープを記憶していたのですが、このラーメンを豚骨魚介として括るとあっさりの部類。スープの濃度を高めた店が増えたから余計にそう思った部分もあるだろうけど、以前より無難で食べやすい味になったかな。