2002年6月オープン。店主の実家が蕎麦店だったため製麺の知識は自然と身についており、独学でラーメン作りをされたのだとか。店名も実家の蕎麦店が「木挽庵」だったこと、店主が木材を加工することが好きなことから名付けたそうです。だからなのか店内は一枚板のテーブルなど木がふんだんに使われていますね。川を挟んだ向かいにはおぐら屋系のらーめん大金があります。
デフォルトは醤油味のらーめんです。透き通ったスープですが出汁感よりも醤油味を感じるスープ。佐野ラーメンで良く見る醤油と塩の中間のような味ではなくちゃんと醤油。太さがランダムな青竹手打ち麺は全粒粉配合で、つるもち食感はもちろんのこと香りにもこだわっています。柔らかく煮込まれたバラチャーシュー、メンマ、ねぎが乗ります。
塩も人気のようです。こちらは醤油味のらーめんとは方向性が異なり、豚骨や鶏ガラといった出汁の存在を感じられます。それは塩味なのが理由でもあるけど、単純に塩ダレを抑え出汁に比重を置いた作りだから。ただ最初弱めの塩味は後半にかけてフィットしてきますね。塩らーめんには白髪ねぎと胡麻も乗ります。