1994年オープン。荻窪に本店を構える1949年創業の老舗で東京を代表する超名店「春木屋」の支店です。春木屋理論という言葉はラーメンフリークの間では有名ですが、吉祥寺店は本店の味を守りつつも、日々味を追求し続けるという位置付けのようです。なお、2024年8月より完全キャッシュレス化になったため、店頭に券売機がありますが現金は使えないので注意が必要です。
このサイトを立ち上げる前から荻窪には何回か行っていたものの吉祥寺店は今回が初です。荻窪より劣るという声も聞いたことがあったので、どうなのかなと思っていたのですが取り越し苦労でした。コクのある和風出汁は健在。油の層が出来ているけど油もうまい。ジャンル分けをしたら煮干し系ではあると思うけど、他の煮干し系のラーメンとは全く異なる方向性でしっかり春木屋の味なんだよな。あと、何気にわんたん麺は初めて注文したのですがこれも美味しいですね。生姜が効いた小ぶりな餡をつるっとした大きめの皮で包んでいます。
大盛は2玉ですが大きめの皿に麺が敷き詰められていて圧倒されます。あと海苔は三角ではありません笑。濃いめの醤油色をしたつけ汁は、和風出汁が香るものの醤油と酸味、さらに胡麻油が主張するため中華そばとは違った方向性を示しています。さっぱりと食べられるという部分は大勝軒よりも丸長系に近いかな。おなじみの低加水の中太縮れ麺はつけ麺の麺としても美味しい。見た目には結構なボリュームですが一般的なつけ麺と比べると太さがないので、意外にもするっと食べられちゃいますね。