2007年6月オープン。もともとニューヨークのレストランで働いていたラーメンが大好きなアメリカ人シェフ、アイバン・オーキン氏の店。店舗の2階で作られる自家製麺を使用しています。チャーシューは隣の精肉店から、アイスに使う豆乳も同じ商店街の豆腐店から仕入れるなど、すっかり地元に根付いた存在となっているようです。
丸鶏をベースとしたスープに、煮干しや節やゲソなどの魚介系スープをブレンドしたものです。和風テイストなんですがどこかコンソメのような風味を感じるのが個性的。丸鶏のふくよかな旨味を蓄えており、あっさりしつつもじんわり奥深い味わいです。自家製の細ストレート麺は滑らかさがありながらも、歯ごたえもしっかりした秀逸なもの。アメリカ人が作ったとか話題性を抜きに考えても旨いラーメンだと思います。
こちらはラーメンとは打って変わって洋風テイストなつけ汁です。つけ汁はベースのダシはあるもののとにかくチーズが支配的。チーズフォンデュを彷彿とさせますね。麺にもチーズや青のりが混ぜ込んであり風味豊かです。
対してこちらのつけ麺は、醤油の香りを全面に出しています。つけダレは一般的なつけめんにしてはあっさりとしていますね。スープのベースはラーメンと一緒かな?ざるそば感覚で、胚芽を含んだ麺の啜り心地を楽しめます。
こちらの名物でもあるローストトマト。トマトの甘みが最大限に出るまでオーブンで焼き上げているのでジューシーで香ばしいです。こういうメニューは日本人のラーメン店ではなかなか出せないアイデアですね。