1950年(昭和25年)7月創業。丸長から独立した「丸信」「栄楽」「大勝軒」「栄龍軒」の1つ。もともと信州出身の蕎麦屋からの転業ということで、丸長の「長」は「長野」から、丸信の「信」は「信州」から取っています。蕎麦から派生したラーメン店が多いことから、和風出汁を使用した荻窪ラーメンが定着したということですね。
丼が運ばれてきた瞬間からカツオの香りがしっかりと感じられます。スープは豚骨等の動物系をベースに鰹節、宗田節、鯖節等の魚介を効かせた味わい。麺は口に含んだ瞬間は柔らかそうなのに、噛むと意外にもしっかり中心に歯ごたえがあるのが特徴的。チャーシューやメンマはタレの味がよく浸透しています。特に色のしっかりついたメンマは柔らかくてうまい。残念ながら、荻窪丸長は2023年11月に閉店となってしまいました。歴史のある店がこうして残っていることは非常にありがたいことですね。