2002年12月オープン。都内屈指の人気店である渡なべ@高田馬場の渡辺樹庵氏が手がける店。和風モダンな店内はカウンターのみです。オープンキッチンではないのでライブ感はありませんが落ち着いた雰囲気ですね。創業当初の麺メニューはらーめん、つけめんのみでしたが、現在は1番人気のあぶらそばや煮干次郎なるメニューもあります。
実に10年以上ぶりとなる訪問。店内の匂いからもわかるように、丼に顔を近づけただけで鮮明に鰹が香ります。ジャンルとしては豚骨魚介ですがイノシン酸系の旨味だけでなく昆布や椎茸も加わり無化調ながら旨味豊か。ベースは渡なべのスープでさらに素材を足しているそうです。魚粉も使われていますがスープそのものが丁寧に採られているので、巷にあふれる豚骨魚介とはひと味違いますね。以前は表面がつるっとした麺を合わせていましたが、小麦が詰まったような固さのある麺に変わっていました。魚介のざらつきのあるスープにはこの麺の方が合っていると思います。チャーシューは肉の質感をしっかり感じられるもので、極太のメンマが渡なべ同様に秀逸です。