2007年12月オープン。もともと2001年に荒川区町屋で創業しましたが、行列に対する近隣からのクレーム等があり2005年に惜しまれつつ閉店。そこからおよそ2年ぶりに新たな場所にて復活を遂げました。店主は東池袋大勝軒やべんてんの味を基に、独学で作り上げたとのことです。
僕がラーメンの食べ歩きを始めた頃に、町屋の勢得のつけめんに出会った時、そりゃあものすごい衝撃を受けたものです。今回は久しぶりに食べましたが、当時よりもさらにパワーアップを遂げているようです。ゲンコツや鯖節、鰹節などから取る濃厚なスープ。最近雨後の筍のように出店が増えているつけ麺の多くは魚粉に頼ったものが多いけど、手間と時間をかけしっかり取ったスープだというのが伝わってきますね。麺はパン用粉などを混ぜた極太麺。かなりのもっちり感があり、つけ汁同様に以前より太さも増したような印象。時が経っても場所が変わってもやはり勢得は勢得ですね。
つけめんよりスープ自体の味がダイレクトに伝わってきて、スープの濃度の濃さを余計に感じます。結果ラーメンの方が重たく甘みも強いので、前半早々にピークを迎え後半はちょっとしんどいかも。麺は250gのボリュームですが、スープに長時間浸っていても最後までだれることのない強さがあります。