2000年10月オープン。環七ラーメンを代表する有名店です。店主はメディアにも登場機会の多い前島司さん。ラーメンって夜中に食べたくなることがあるけど、あっさり系のラーメン店で深夜営業しているとこってなかなか無いので貴重ですね。カウンターにはガツン汁という魚介の旨味を抽出した醤油ダレが置かれ、自分の好みの濃さに調節できます。
豚骨、鶏ガラベースですが、宗田節、煮干しなどの和風ダシがしっかり効いたスープです。宗田節は鰹節よりも味が濃く出るのが特徴ですね。今日はちょっと魚介の酸味も若干感じてしまったけれど、和風ラーメンのお手本のような、いつ食べても素直に美味しいと思えるラーメンです。
名の通り幅の広い平打ち麺です。食感がおもしろく意外とコシもしっかりしてます。つけ汁はやはり魚介を押し出したもので美味しいです。麺がさすがにつけ汁を拾いにくいので、しっかり潜らせると温度低下を早めてしまうね。卓上にガツンカレーなるものがありますが、これは少量でも一気にカレー味に変身します。しかも蕎麦屋のカレーのように想像以上に違和感なく楽しめます。これおもしろいですね。
深夜にこの味が食べられるということがありがたいですね。魚介の味だけだと何か物足りなくなってしまうのだけど、豚骨の出汁もしっかり出ていてコクがあるからしっかり食べ応えがあるね。とはいっても豚骨魚介よりも飽きがこない絶妙なところをついているなあ。