1987年創業。神奈川県小田原市のいわゆる小田原系の有名店「支那そばむら田」出身で、もともと神奈川県秦野市にて営業されていたそうです。2004年より上野原の現在の地に移転してきました。メニューはラーメン、ワンタンメン、チャーシューメン、チャーシュワンタンメンと各種大盛、特大のみ。あと辛味もできますとのこと。
カウンター7席のみの小ぢんまりした店内は無音のテレビが流れ静寂に包まれた空間。麺は羽釜で茹でられ、店の雰囲気と相まって昭和にタイムスリップしたかのよう。ラーメンは提供時カウンターの上に置かれるので自分で下さなければならないのだが、いかんせん丼がめちゃくちゃ熱い。それもそのはず、スープは丼になみなみと注がれており、さらにラードで蓋をされているので相当な熱さなのである。スープは豚骨が主体で焦がし醤油の香ばしさが特徴的です。醤油色は濃いですがしょっぱすぎるということはないですね。この日は、こちらが小田原系の店だという事前情報なしに行ったので、あまりの個性の強さに驚きました。個性的といえば自家製の中太平打ち麺も、ランダムに縮れておりプルプルした食感が楽しい。食べ応えのあるチャーシュー、味濃いめのメンマ、もやし、海苔、ネギ。具材もしっかり脇を固めます。スープが多すぎるので結構余っちゃうのが勿体無いなあ。あと、食べ終わった丼はカウンターの上に上げるのが暗黙のルールになっています。